千葉県市川市南行徳にある歯医者
ココロ南行徳歯科クリニックの歯科助手です。
今回も歯周病のお話の続きです。
今回は歯ぐきが下がってきてしまって根っこが見えてきてしまった歯について詳しくお話したいと思います。
歯肉退縮に対する根面被覆
歯肉が退縮してしまうと、健全な歯肉状態のときには歯ぐきに隠れていた歯の根面の象牙質が露出してしまいます。
審美的な問題だけでなく、露出した象牙質は、さまざまなトラブルを生じます。知覚過敏(冷たいものがしみる)、根面う蝕(歯磨きが適切にできていないことにより、歯の根面に虫歯ができる)などの問題がこれに相当します。
一度退縮してしまった歯肉は、基本的に自然にもとの状態へ戻ることはありません。
しかし、治療により改善することが可能です。
歯肉と顎骨との状態によりますが、「根面被覆術(結合組織移植手術)」という歯周外科処置を行うことにより退縮した歯肉を元の状態に近づけることが可能です。
遊離歯肉移植術(FGG)
遊離歯肉移植術は、角化歯肉(コラーゲン線維に富んだ固く、動かない歯肉)を獲得する治療法です。
すなわち、口蓋(口の中、上顎の上側の壁)から、上皮のついた歯肉を切り取り、歯根およびインプラント周りに移植します。
特に、インプラントされた歯根の周囲には、角化歯肉がないため、足りない分を移植するといった治療方法が適用されます。
この治療方法を適用する症状としては、問題部位が歯ブラシの圧力に耐えられないためにブラッシングが困難、歯肉が痩せて薄くなる状態となる退縮が進行している、問題部位を歯磨きすることが困難であることから生じる口腔環境の悪化に伴う炎症がある、インプラント体を長期にわたり維持できないということが挙げられれます。
これらの症状の環境改善をするため、FGGが適用されます。
結合組織移植術(CTG)
結合組織移植術は、問題のある部位に結合組織を移植する治療法です。
結合組織とは、上皮組織、結合組織および骨膜といった三層で構成されている歯肉組織の1つです。
通常、口蓋から結合組織のみを採取し、歯肉を増やします。
この治療法は、歯肉退縮や抜歯後の歯槽提(歯を抜いたあとにできる土手のこと)に陥没した部分があるなどへ適用されます。
CTGは歯肉を増やすことができるので、歯根面の周囲における歯肉状態を改善し、審美的に優れた被せ物を合わせることができます。
更に、歯みがきがしやすくなり、天然歯およびインプラントを長持ちさせることが期待できます。
歯肉移植術の流れ
- 歯肉の切開
- 移植組織の挿入(口蓋から採取した歯肉を挿入)
- 根面の被覆(切開した歯肉を口に戻した後、移植した組織ごと根面を覆い、縫合)
- 抜糸(約二週間後抜糸します。露出していた根面が歯肉で覆われ、厚みがましていく回復過程を消毒などで清潔にたもちながら経過観察)
外科手術と聞くとハードルが上がってしまいますが
しっかりと麻酔を効かせて行いますので安心して治療をお受けしていただけます☆
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