こんにちは 市川市南行徳の歯医者
ココロ南行徳歯科クリニック 事務担当です。
今回は煙草と口臭についてお話しいたします☆
タバコは口臭の原因となります。タバコには様々な物質が入っており、これらが臭いの原因となります。タバコによる口臭対策としては禁煙が一番の方法ですが、禁煙はなかなかできないものです。下記はタバコによる口臭の原因と対策です。
●口臭の原因
タバコによる口臭は、主にタール、ニコチン、一酸化炭素によって引きおこされます。
1)タール
タールはタバコのヤニの成分で4000種類以上の化学物質、60種類の発がん性物質が含まれているとされています。成分の中には、腐った汚物や糞尿に含まれる成分と同じものもあります。これが歯、歯肉、舌などに付着します。タールはネバネバしているためにへばりつきやすく、タバコによる口臭の最大の原因となります。
2)ニコチン
ニコチンは強い神経毒性をもち、毒性は青酸カリの倍以上で、体重1kgあたり0.5~1mgの摂取で半数の人が死亡します。子供の誤飲事故の1/3はタバコのため、子供のいる家庭は注意が必要となります。脳に快楽や覚醒を与え、麻薬(ヘロイン、コカイン)と同等の依存性があるとされています。
血管を収縮させ血圧を上昇させる作用があるほか、唾液の分泌を減少させ、ドライマウス(口腔乾燥症)を引きこします。唾液の減少は口の中の細菌を繁殖させたり、口の中が汚れる原因となり、口臭が強くなります。
3)一酸化炭素
血液中のヘモグロビンは、酸素と結びついて全身に酸素を運ぶ役割をしていますが、一酸化炭素は酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質を持っています。
そのため一酸化炭素があるとヘモグロビンは酸素と結びつくことができず、体内の酸素濃度が低下します。口内の酸素濃度も低下させ、ドライマウスの原因となります。
タバコは歯周病の増悪因子であるため、単純にタバコの臭いがするだけでなく、歯周病の悪化に伴い、歯周病原因菌の出す臭いも口臭に加わり易くなります。
タバコの臭いが強いため、それによって隠されているだけで、歯周病によって素の口臭も強くなっている場合が散見されます。
これらのことから、一般的に知られている呼吸器への影響はもちろんのこと、口腔内においても、タバコは吸わない方が良いと言えます。
ちなみに「最近出た電子タバコや非燃焼加熱式タバコはどうなんですか?」と聞かれることがあります。
これらに関しては、長期のデータがまだ出ていないので、見解という形になってしまうのですが、
口の中に関して言えば、「タバコを吸っているのと大きく変わらない」と考えられています。
そもそもこれらは
電子タバコ…ニコチンを含んだ液体を加熱してその蒸気を吸う
非燃焼加熱式タバコ…タバコの粉末を混ぜたシートを加熱してその蒸気を吸う
という仕組みであり、従来のタバコに比べてタールなどによる着色が起こりにくいものもありますが、
歯周病増悪の主要因であるニコチンについては十分な減少が確認されていません。
また、日本歯周病学会の公式見解(ポジション・ペーパー)では「通常のタバコよりも口腔内への有害作用が大きいものもある」ともされており、
口腔内においては、従来のタバコと同様に吸わない方が良いと言えます。
当院では、歯周病のケアや着色の除去はもちろんのこと、禁煙のサポートや歯肉の着色を改善するガムピーリングにも対応しております。
ガムピーリングの症例です☆
before → after
喫煙歴が長かったり本数が多いと左の写真よりももっと黒ずみが強い場合もあります。
煙草を吸っていて黒ずみが気になる方はぜひココロ南行徳歯科クリニックにご相談ください☆
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